ストームグラスを買いました。😊
ストームグラスは気温や気象状況によってガラス内部の液体や結晶の様子が変化します。19世紀初頭にはヨーロッパにて航海時に気象状況を予測するのに使われていました。当時はガラス管の液体や結晶の様子から海上での気象を予測し、安全な航海に役立てたそうです。英国海軍のロバート・フィッツロイ提督が、この装置を詳細に研究したことから、別名「フィッツロイの気象計」とも呼ばれています。
実際には気象状況と液体内部の結晶化の関連性については、科学的には解明できていないようです。
2月3日のストームグラスの様子です。(天気:晴れ)
2月6日のストームグラスの様子です。(天気:小雪)
ストームグラスは正確な気象状況を予測することはできませんが、周りの気象環境の変化によって液体と結晶が次のように変化します。
・天気が晴れるなら、ガラス管内の固形分は完全に底に沈み、液体は澄みきる。
・雨に変わる前は、沈殿物の量が徐々に増え、星のような形のものが透明の溶液中を浮遊する。
・嵐やひどい風の前には、固形分の一部が溶液の表面まで達し、大きな葉のような形になる。溶液は濁り、発酵しているように見える。この現象は天気の変わる24時間前に見られる。
・冬、特に雪や霜のときには、管の高い位置まで沈殿物が積もる。内容物はとても白く、浮遊する点状のものが見られる。
・夏、とても天気がよく暑くなるときは、沈殿物は管の非常に低い位置までしか積もらない。
・風や嵐が接近してくるときは、接近してくる方向の反対側のガラス管の壁に沈殿ができる。
天気の予測をするというよりも、日々様子が変わるオーナメントとして楽しみたいと思います。
ストームグラスは自分で作ることもできるようなので、興味のある方はぜひトライしてみてください。