2020年1月17日 のアーカイブ

とんど祭り

令和初のお正月、皆様どのように過ごされたのでしょうか?

最近では、お正月でもスーパーやデパート、コンビニ、など休みなく開いているので年末に大量に買いだめしたり、おせち料理を作ったり…というのは少なくなってきたように思います。

買いだめしなくてもその日に食べるものはその日に買えるし、おせち料理はできたものを注文すれば、年末には届けてもらえる。便利になった反面、昔からの風習が少しづつ薄れ、寂しいようにも思います。

 

先日、お正月の風物詩の一つである「とんど祭り」に行ってきました。

とんど祭りは、1月上旬から中旬にかけて各地で行われる行事で、門松やしめ縄などのお正月飾りや古いお守り、神札などをとんどの火で燃やしてお焚き上げし、その炎で暖まりながら無病息災や大漁・豊作などを願う伝統行事です。

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何年かぶりに行ったのですが、以前と変わらず、町内の消防団の方や近所のご年配の方が指揮をとり、やぐらに火を点けお正月飾りやお守り、書初めなどを投げ込みます。

最後に残り火でお正月に飾った鏡餅などを竹に刺して焼いたものをいただきます。

最近は、大きな鏡餅が少なくなり、小分けにされた小餅がいくつか鏡餅の形をした容器に入れられたものが多く、竹に刺すと隠れてしまうような…

しめ縄や、お守りも世話役の方が、プラスチックやビニール、金属などの不燃物を丁寧に取り除き火の中に投げ入れられていました。

色々な変化はありますが、このような「風物詩」なくならないでほしいものですね。